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- 2022年
伊藤先生 最後のカンファレンス
3月31日をもって脳神経画像診断センター長であられた伊藤先生が退職されました。この20年間とてもパワフルに、頭頚部、脊髄領域のMRIやCTのご診断をされました。
カンファレンスでは日々の症例について画像診断で注意する点や、必要な撮影プロトコル、特にCISS法での椎骨動脈乖離など血管の形態評価、MPRAGEやSWIを用いた静脈のうっ滞(先生はcongestionと表現されました。)については詳細にご指導を頂きました。
ご着任当初は厳しい先生とお噂をお聞きしており、MRI操作室と読影室が一緒でしたので、ピリッとした空気の中、撮影しつつも読影の様子をうかがっておりました。しばらくして先生から、「みんな集まってワインでも飲みませんか。」とお誘いがあり、先生と技師全員で歓談する機会がありました。先生の色々なお話、特にテニスや登山、研修医の頃のお話はとても面白く時間が経つのがあっという間でした。その場にいた誰もが噂とは違い、とても優しくて気さくな先生と感じたと思います。個人的には業務が終了してから、投稿の資料作成や、研究会用プレゼンのお手伝いをさせて頂きました。その作業中に先生のご趣味の話をお聞きしたり、私からPCやiPad(使ったことが無かったので物凄く調べました(笑))の使い方などご説明したり、父と話しているような、とても貴重な時間を過ごさせて頂きました。有難うございました。
いつまでもお元気でいらっしゃることをお祈り申し上げます。
コロナ禍に負けるな!
診療報酬改定
リハビリテーション科全体でオンライン研修を行いました
昨年12月13日に当院リハビリテーション科全体でオンライン研修を行いました。鵜飼リハビリテーション病院の森田秋子先生より認知関連行動アセスメント(CBA)について教えていただきました。
認知関連行動アセスメント(CBA)とは…
患者様の日常生活での行動から認知機能(高次脳機能)を評価するものです。意識・感情・注意・記憶・判断・病識の6領域で評価します。机上の検査で把握しきれない認知能力や検査が難しい方でも行動を観察し、その意味を考えることで全体をとらえることができるのが一番のメリットです。認知能力の重症度によって日常生活動作がどの程度可能なのかを把握できます。そこから次の段階への目標を立て、リハビリへとつなげていきます。また誰でも評価できるので多職種連携のツールとしても有用です。
現在、リハビリスタッフ間で情報共有の一つとして評価を始めています。退院後の患者様の「生活」をより意識した、質の高いリハビリが出来る様、改めて気を引き締める機会となりました。(Y.K)
コロナ禍で!
「新型コロナウイルスは、いったい、いつ収束するのか」
「何がこのパンデミックを収束へと導いてくれるのか」
こんな問いかけがメディアを騒がしています。
ワクチン3回目接種だとか4回目接種すれば大丈夫だとか言われていますが、
糖尿病、高齢、肥満の患者はワクチンに反応しないことが多いそうですね。
世間のニュースを見ていると、マスク着用については2.5μ〜5μのエアロゾル中
のSARS-CoV-2の感染力は、20分程度経過してもほぼ低下しないことが確認されたり、
電車停車時にドアが約30秒間開いた際の電車内空気の置換量を計算すると
一回のドアの開閉により、約30~35%の空気が置換されるそうです。
今や様々なシュミレーションがなされ、AI人工知能を駆使して予測するなど
高い技術革新は目を見張るものがあります。
そこで、私たちはできることとは何でしょうか。
ふだん会わない人との会食・大人数の会食を控え、マスクの適切な使用を継続し、
室内の換気をこまめにしていくことがしばらくは必要となるようです。
全世界がコロナ禍から早く脱却できるように願うばかりです。(K.M)