「見て、聞いて、感じて」はもう古いょ(*^_^*)

2012年6月10日 (日)
Sonomi.S
院外研修

先日BLSとACLSのライセンスをいただきました。

BLS=Basic Life Support(一次救命処置)の略です。

BLS2010は…
私たちの「手」だけで、本当に人の命を助けられる心肺蘇生法です。
難しい器具や薬品を使うことはありません。…
救命の基礎=ファンデーションなのです。

 

2005年まではまず息をしているか「見て、聞いて、感じて」いました。

今は「見て、聞いて、感じて」はしないのです。
そんなことしている暇があったら、

とにかく!「胸骨圧迫を!!」と
AHA(American Heart Association)は提唱しています。

 

一方ACLS=Advanced Cardiovascular Life Support(二次救命処置)の略です。

病院の内外を問わず、患者さまのさまざまな心肺ケースを想定して、

「チーム?」で蘇生し社会復帰を目指すためのトレーニングです。

ACLSは、BLSをベースに器具や薬品を併用します。

≪BLS≫には

医師数名・看護師沢山、他に市の職員さんとか介護さんとか…

さまざまな職種の方がいらしてました。
(もちろん一般の方も受講できます)

2人ペアで、朝から夕方までとにかくひたすら蘇生法の実技を学びます。

コースの目標は…

1、あらゆる年代の(成人・小児・乳児)心肺蘇生ができる。

             2、AEDを正しく使える。

             3、窒息を解除できる。  です。

…なんだか難しそう…?   大丈夫です!!

とてもやさしいインストラクタ―さんが
手とり足とり丁寧に指導してくれます!!

  

<BLS受講のために必要なものは>

                ○BLSヘルスケアプロバイダーテキスト

                ○ポケットマスク(当日会場でも入手できます)

   ○“助けられる人になりたい!”という気持ち   です。

 

 ≪ACLS≫は…

受講の数日前に「事前学習を推奨します。」と
メールでプレッシャーが届きます。

「はぁ…(-_-;)どうしよね。」

十分な事前学習ができないまま当日…。

 

チーム編成…「君たち6人は2日間運命共同体だよ。」と

インストラクターからの熱いコメント…。

その意味がわからない私たち…みんな目が点…(゜゜)

でも…2日間が終わるころ、
この熱いコメントの意味をじんわりと実感できるんです。

 この日のチームは、
医師3名(ER・麻酔科・内科)、ME(臨床工学技師)1名、看護師2名の合計6名でした。

BLSの時とは違って、
インストラクターが丁寧に教えてくれることはありません…

6人が協力して目の前の患者さま(シュミレーションですが)を助けるのです。

症状もシーンもそれぞれ違います。

 

インストラクターが「Sさんは何科の看護師さん?」と聞いてきます。…

「脳外科です。」と答える。

「じゃぁねぇ…SAH(くも膜下出血)のオペ後1日目の患者さんで…

こんな波形で反応ありません。助けてあげてください!」

私だって助けられるなら助けたいわよ(ー_ー)!!
でも、実際には蘇生のシーンを看護師が仕切って
 医師に指示するなんてことないですよね
なかなかリーダー役が上手にできません…

「どうしたらいいの?だれか助けて!」と心の中で叫ぶ。…すると

チームの中からちゃんと「助け舟」が…

「ありがとう!先生(*^_^*)」と言う。…

「いいんだよ!実際の現場でもみんなで協力するでしょ!」…と。

すごい!…これがチームダイナミクス?!

 

まる2日間これを繰り返します。

最初はみんなぎこちなくトレーニングしてたけど…
今は意見が飛び交う蘇生チームです。

終了間際には

実際にこのチームでお仕事してみたくなります。

 

是非みなさんもチームダイナミクス…

体験してください。

心震えますょ(^_^)v

 
<ACLS受講に必要なもの>

○有効期限内のBLSヘルスケアプロバイダーカード

               ○ACLSプロバイダーマニュアル

               ○事前学習のプリント

               ○ポケットマスク(当日会場でも入手できます)

               ○チームで協力して助けたいという熱いハート

 
※ご参照ください⇒ 日本ACLS協会 http://acls.jp/

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